三、草・木などの名前にみられる方言(6) あさしらげ(はこべ)『薬草カラー図鑑』に≪歯磨きの先祖≫という見出しで、次のような記述が見られます。
とあって、アサシラベがみえています。 『秋田方言』では <雄勝> の一例が見えるだけです。
『秋田方言辞典』では次のようです(要点のみ)。
と明解です。的確な解説です。 古名「はこべら」も、そして、「はこべ」も、ふだんのくらしと直接的なものであった「アサシラゲ」までも、いまは遠くなってしまっています。島崎藤村の『小諸なる古城のほとり』の名詩のなかに <はこべ> は生き残っているといえましょう。 アサシラゲよりもちょっと大きめのウシハコベもよく見られますが、これを食べると乳の出がよくなるなどとも言われます。ハコベもウシハコベも道端や土手などに可憐な小さな花を咲かせます。 |
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