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四、古語をもとにした方言



横手の方言のなかには、出身を古語とするといえる語が、意外と多いことに気づかされます。ここでは、“古語の林”散策ということで、方言散歩の道を少しばかり急ぎ足で駆け抜けてみたいと思います。

まず、“古語”とはなんでしょうか。

「ずっとむかしにつかわれて、いまではほとんどつかわれなくなった単語を古語といいます」
(『にっぽんご6 語い』(麦書房刊)

例として[わだつみ・ふみ・かわず・わらしべ・かわや]などをあげています。古語辞典では「上代から近世まで」の文献資料からとしています。奈良・平安・鎌倉(さらに江戸前期)といった古い時代のことば、といっても大きな間違いではないでしょう。

古語は、ここ横手はもちろん、おとなりの山内地域でのくらしのなかにゆたかに生かされているのがわかります。

(1)ひとがだげ
(2)たまげる
(3)どでん
(4)もぞ
(5)あぐでぁ
(6)まゆう
(7)もよう
(8)のごう
(9)しねぁ
(10)ばんげ
(11)うだで
(12)むぞつらし

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